「ら抜き言葉」で日本語は美しくなった【サピア3】 #56

「けしからん!」と言われがちな「ら抜き言葉」ですが、実は美しい日本語への変化なのかもしれません。
エドワード・サピアの指摘した「ドリフト」で、ら抜き言葉も説明できるのです。整合性がある体系への変化。

【目次】
0:00 言語にも「生き別れの兄弟がそっくりになる」みたいなことがある
0:35 大母音推移。timeは「ティーメ」だった。
5:28 「ら抜き言葉」もドリフト。整合性がある体系へ。
10:00 「絶不調」もドリフト?そうではないっぽい…。
11:47 ドリフトによって言語の未来が分かるかも。文化も?
16:55 今回のまとめと、描いてほしいファンアート

【参考文献のリンク】
○『言語ーことばの研究序説』
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今回の種本。初学者はこれの序章だけでも読んでみると良いかも

○『ソシュールとサピアの言語思想 現代言語学を理解するために』
https://amzn.to/3zOOKMv
○『サピアの言語論』
https://amzn.to/3zPQqW9
サピアの解説本。「サピア=ウォーフ仮説」については少ししか触れられていない。

○『新・自然科学としての言語学ー生成文法とは何か』
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チョムスキーの生成文法の解説本

○『英語の「なぜ」に答えるはじめての英語史』
https://amzn.to/3ncSN1E

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【水野太貴プロフィール】
名古屋大学文学部卒。専門は言語学。
某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。

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